2011.5月
詩人であり、童謡作家である北原白秋が訳した『まざあ・ぐうす』。
〈不思議で美しくて、おかしくて、ばかばかしくて、おもしろくて、なさけなくて、おこりたくて、
わらいたくて、うたいたくなる〉はしがきの中で白秋はそう書いています。
1999年、そんな白秋の訳に背中を押されるようにして、夢中で『あたしのまざあ・ぐうす』を
制作し、私家版として限定部数出版しました。
そしてこの本のイラストレーションが思いがけず、2000年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に
入選し、その後絵本制作を始める大きなきっかけをくれました。
それから12年を経て、この本が新たな形で冨山房インターナショナルから出版される事になりました。
とてもありがたく、感慨深い思いでいっぱいです。
どこかで見かけたら、ぜひ手にとってごらんいただけたらうれしいです。